【59】日本についての誤った知識を教えたアメリカの小学校の先生

学校の授業で取り上げた日本の昔話

ある日、学校から帰った長女が、今日こんなことがあったんだよと話をしてくれました。

なんでも、3年生の彼女のクラスで、日本の昔話を取り上げたのだそうです。ちょうどその頃、音楽の授業でも「さくらさくら」を習ったという話をしていたので、日本文化を知る授業の一環だったのかもしれません。

その授業で取り上げた昔話は「太郎」という登場人物が出てくる話で、娘いわく教科書には「Taro san」と書いてあったそう。ちなみにアメリカの学校の教科書は、生徒の持ち物ではなく、基本学校に置いてあるものなので、私はその現物を見ていません。

先生は、「Taro san」についてこのような説明をしました。 

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「日本ではね、名前の順序がアメリカと反対なのよ。ファミリーネームが最初で、ファーストネームが後にくるの」

そしてこう続けました。

「だから、この場合、"Taro san"のTaroはファミリーネーム、Sanがファーストネームなんです」

タローが姓でサンが名前かいっ。途中までは合ってたけど、全然違うことを教えたらしい。惜しいというか中途半端というか。私が「先生違いますって言った?」と娘に尋ねると「ううん、言わなかった」とのこと。「なんで訂正しなかったの?」と聞くと、「えー、だって、みんなの前で違うっていうのはなんか悪いと思ったから・・・」とオトナな答えが返ってきました。

次女は「斎藤」や「菅野」をファーストネームと思っていた

名前にまつわるエピソードは他にもあります。アメリカから日本に帰って間もない頃、当時2年生だった次女が「斎藤とか菅野っていう名前、ずっとファーストネームだと思ってた」と言いました。クラスの女の子が男の子を名字で呼び捨てにしているのを聞いて、そう思いこんだそうです。間違いだと気づいたのは、しばらくたってから。英語の授業で、アメリカ人の先生が、「アメリカの名前の順序は日本と逆で、ファーストネームのあとにファミリーネームがきます。みんなの名札もファーストネームで作りましょう」と言い、みんなで作った名札をみたら、「斎藤」や「菅野」と呼びすてにされていた男の子たちの名前が「Atsushi」だとか「Takumi」になっていた。そこで初めて自分の間違いに気が付いたのだそうです。

子供って大人が思ってもみない勘違いをするんだなーと感心しました。

サモアを国だと思っていなかった私

ところで、かくいう私、今開催中のラグビーワールドカップの出場国を見て、サモアが国だということを初めて認識した無知蒙昧分子の一人です。 

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サモアとロシアの試合のハイライトを観て、サモアは「アメリカ領サモア」とは別の、イギリス連邦に加盟する独立国なんだと初めて知ったのでした。

正確な知識はその国に対する興味関心がないと、なかなか身に着けることはできないんですね。ワールドカップやオリンピックのような機会に、今までなじみのなかった国にもっと関心を持とうと思います。

それにしても、アメリカの学校で長女と同じクラスにいた当時の子供達、今も「San」を日本人の名前だと思っているかしら。メジャーリーグの大谷選手は「オターニサーン」と呼ばれていますから、もしかしたら「やたらとサンっていう名前が日本には多いなー」と思っているかもしれません。

 

(つづく)