【60】アメリカの家の近所で運転免許証を落としたら、翌日誰かが家に届けてくれた

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日本ではかなりの割合で落とし物が戻る

日本では駅や電車の中に物を置き忘れても、落とし物ってかなりの確率で手元に戻ってきますよね。私はこれまで幾度となく助けられました。電車の網棚にゴルフバッグをおいたまま家に帰り、1週間も思い出さなかったことがありましたが、わざわざ電話がかかってきて置き忘れに気づいたことがありました(っていうか、家に帰って汚れたウェアを洗濯しようと何故思わなかった、自分)。iPhoneも戻ってきました。駅のトイレに置き忘れた会社のパソコンも、ちゃんと見つかりましたし、スーツケースも・・・って、どれだけ落としたら気が済むんだ、ちゃんと管理しておけよ、っていう話ですね。すみません。

とにかく、見つかるたびに日本って本当にいい国だなと思います。

外国では落し物はまず見つからない?

一方、外国では落としたものはまず戻ってこない、これ常識ですよね。旅行先でもパスポートはもちろん財布、カバン、私だって日本にいる時のように、その辺にぽんと置いたりはせず、十分注意を払っています(のつもりです)。おかげで、大変な事態に遭遇したことはまだありません。

しかし、常識を翻す出来事もありました。ピッツバーグに住んでいた時、運転免許証を落とした時の話です。

子どもを学校に迎えに行く途中落とした免許証

ある日、子供たちを学校に迎えに行く途中、IDとして使っている免許証をジーンズの後ろポケットに入れ、家を出ました。無造作にポケットに入れるなんて、アメリカの暮らしにもそれなりに慣れて油断していたんですね。

学校に着いて子供たちをピックアップ、家に連れて帰り一息ついた時・・・・免許証はどこにもありませんでした。あれ、おかしいな、どこに行っちゃったのかな。家じゅう探し回りましたが、ジーンズのお尻のポケットに入れたことだけは確かに覚えています。行きか帰りのどちらかで、道端にぽろっと落としたことを認めるよりほかありませんでした。

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玄関に封筒が置いてあり、中を見ると

意気消沈して再発行の手続きをしなければと思っていた矢先のことです。

その翌日、家に帰ると玄関前に封筒が置いてありました。なにこれ?中を開けると、なんと私の免許証ではないですか!そして短い手紙も添えられていました。

「この免許証を〇〇通りの道端で拾いました。お礼などは結構です」

日本も外国も関係ないじゃん、親切な人はどこにでもいる!と実感しました。住んでいる地域にもよるのでしょうね。とにかく悪用もされず、本当にラッキーでした。しかし拾い主の名前もなく、お礼しようもありません。この御恩は誰かに親切にすることで返すことにしようと心に決めました。

以来、拾った財布もガメたりせずに、必ず届けています(←当たり前だってば)。バス停で分厚い財布を拾った時には(正確には、娘が見つけた)、たまたまカーネギーメロン大学の側だったので、学生課に持って行きました。職員の人は目を丸くしていました。

「ペイフォワード(Pay it Forward)」で優しい関係を作る。これからも心がけたいことのひとつです。

(つづく)