【74】裏庭のコンテナにひと冬放置したゴミがとんでもない事態を引き起こした

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ゴミ収集日の日まで保管するだけのつもりだったが

日本に帰国することが決まり、徐々に家の中の片づけを始めていた我が家でしたが、私にはひとつ気がかりなことがありました。

それは、裏庭にあるゴミのコンテナです。

我々が住んでいたピッツバーグのシェイディアベニュー沿いの家には、週に1度ゴミ収集車が訪れます。それまでは家から出たゴミは裏庭に保管します。

このコンテナ、アメリカサイズで容量が大きい。下手するといくらでもゴミが入ってしまう。私や子供達の宿題や仕事や日々の色々な雑事にとりまぎれ、あと少し、あと少しと出すのを怠っているうちに、本格的な冬を迎えてしまいました。裏庭に出ることすら寒くておっくうに。その後は普段のゴミは、ある程度まとまったら玄関前に定期的に出していました。最初からそうしていればよかったのに。そして裏庭のコンテナの存在は思い出すことも少なくなっていきました。

そんなある日のこと。


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ゴミを捨てようと思ったらカチカチに凍っていた

あのゴミ、さすがに捨てないとまずいとふと思い立ち、久しぶりにコンテナの蓋を開けると、なんと中はカチカチでした。雪や雨が入り込み、ゴミは完全に氷漬けになっていたのです。これはどうしようもないな。物事を先送りにするのが得意な私は、何事もなかったかのように蓋を閉めました。とりあえず見なかったことにしよう。。。

そして冬が終わり春になった

寒い寒い冬が終わり、春が来て裏庭にも草花が咲き始めました。思い出さないようにしていたあのコンテナもさすがにいつまでも放置しているわけにはいかないなあと思い、ある日、私は意を決して、数か月ぶりに蓋を開けてみました。 

が、しかし・・・ 

くさっ、くさいよー!! 

強烈な○○チの臭いが鼻を刺激しました。春になって気温が上がり、中のゴミは発酵して堆肥状態になってしまった模様です。思わずそのまま蓋をしめ、家の中に入りました。


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ゴミコンテナはパンドラの箱状態に

帰国することが決まった以上、あのコンテナをあのままにするわけにはいきません。日本人の駐在員の中には、家具はおろか、日用品も何もかもほったらかして片付けもせずに帰国してしまう人もいる、そんな話を近所のアメリカ人に聞いたことがありました。人それぞれ事情はあるのでしょうが、さすがに日本人として恥の上塗りはしたくありません。

この何年後かに私は「ストレングスファインダー」をやってみたのですが、私の資質のひとつに「責任感」がありました。約束の時間や場所を間違えたり、忘れ物をしたり、いい加減なうっかり者であると同時に人一倍の責任感もあるという。人間って複雑な生き物ですね。

あなたは責任感という資質により、自分がやると言ったことに対しては何でもやり遂げようという強い気持ちを持ちます。それが大きかろうと小さかろうと、あなたは完了するまでそれをやり遂げることに心理的に拘束されます。あなたの良い評判はそこから来ています。もし何かの理由であなたが約束を果たせない時、あなたは相手に対してそれを何らかの形で埋め合わせる方法を無意識に探し始めます。謝罪では十分でありません。言い訳や正当化は問題外です。あなたは埋め合わせが終るまで、生きた心地がしません。このような良心、物事を正しく行うことに対する強迫観念に近い考え、非の打ち所がない倫理観、これらがすべてあいまって「絶対的に信頼できる」という高い評判を生み出すのです。

そんなわけで、このゴミを忘れたふりをして帰国するというのは、私の中ではありえない選択肢でした。しかしいつにしよう・・・。

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 ある日、とうとう思い立って片づけを開始

迷いに迷って、ある日のこと、今日こそは絶対に処分することにしよう!と思い立ちました。

蓋を開けると、ぐずぐずに発酵した得体のしれないゴミの塊。それらをひとつひとつ大きなゴミ袋に移します。その臭いことといったらありません。

私が黙々と作業をしていると、子供達がざわめきだしました。「ママ、なんかくさい!」「It smels like poop!」

今、見ている人がどれだけいるかわかりませんが、お昼にテレビ朝日で放映している「やすらぎの刻~道」。劇中劇の主人公の孫が借金返済のためにバキュームカー内部の掃除をするというストーリーが1週間ほど続きましたが、あの中のセリフに「マグニチュード8級の臭さ」という表現があったんです。たぶんそれに匹敵する臭いだったのではないかと思います。

 

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 ようやく片づけたものの、家じゅうバキュームカーの臭いが充満

なんとか全てのゴミを出し終わり、袋に2重三重に詰めて、玄関前に出したのですが、裏庭から家の中を通って玄関に行くわけで、その間に凄まじい臭いが家中に充満してしまいました。

その時に、はたと気が付きました。今日の午後、この家を見に来る人がいるんだった!このままでは「○○チ臭い一家」と思われてしまう。どうしよう。

窓を思い切り全開し、風を入れましたが、なかなか臭いは消えません。

来客の時間は刻一刻とせまっていました(つづく)

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