【3】伏線其ノ参:ワーキングマザーの情報交換サイト「ムギ畑」


3つめの伏線。これは、働きながら子育てをする時に私の心のよりどころだったムギ畑というワーキングマザーの情報交換サイト、今でいうSNSのようなコミュニティに、既に子連れで留学中の人たちがいたということです。

ムギ畑は1997年に勝間和代さんが始めたオンラインコミュニティですが、その後様々なSNSが発展したということもあり、2019年の今年、その役割を終えて22年の幕を閉じました。

私が4人を妊娠出産した当時、働く母親の情報源は本か雑誌しかなく、タイムラグがありすぎて、生の情報にアクセスすることがとても難しかったのですが、ニフティサーブというパソコン通信の時代を経て(古いですねー)、インターネットが世の中に普及、一気にオンラインでの情報交換が可能になりました。

子供を産んで復帰したら、あとは会社の中で補助的な作業をするだけ、キャリアアップは望めないといった常識が常識でないことを、様々なメンバーのバイタリティから学び、世の中ってこんな人がいるのかと主宰の勝間さんも含め、本当に驚きの連続でした(ちなみに、勝間さんはまだ全国区で有名でなかった頃)。

留学を検討した2002年当時は、ムギ畑ができて5年目、前年にアメリカの9.11があり、アメリカ在住のメンバーによって立ち上げられた「北米掲示板」というサブコミュニティがありました。

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ムギ畑には相談できるすごい人達が多勢いた

 ムギ畑は、自分の常識を覆すような生き方をしている人が何人もいましたが、その中の一人にアメリカ在住の研究者がいました。ダンナ様は日本に残り、子供2人を連れて研究留学をされていました。もちろん一介の私費留学を目指す私とは比較できませんが、実際にひとりで子育てをしながら研究に打ち込んでいるという事例があったということが、私の背中を押したのは間違いありません。

私が「子供4人も連れて留学するなんて無謀でしょうか」と聞いてみたところ、彼女の返事は「こういうことはできるかできないかではなく、やるかやらないかの問題だと思っています」というものでした。

ドリームキラーがいなかったというのはありがたかったですね。

自分に自信があり、目標に向かってやりたいことをやっている人は、他人にケチをつけて蹴落とそうという了見はもつ暇がないのだと思います。

 もう一人、西海岸の大学で日本語を教えている別のメンバーは、生活費がざっくりどのぐらいかかるかをシミュレーションして教えてくれました。

 

それまで留学といったら、テクノロジーもない中、手探り状態で情報を集めて、書類のやり取りも全て郵送だったわけで、そのハードルは非常に高かったと思います。インターネットの時代が到来して、私のような凡人でも留学を志せるようになったのは、オンラインコミュニティのおかげにほかなりません。

 

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