2019-01-01から1年間の記事一覧
アメリカの小学校で伝統的に行われている算数ゲーム「24」 アメリカの小学校の主に高学年で伝統的に行われている算数ゲームで、「24」というカードゲームがあります。札を取り合うシンプルなゲームですが、これが結構頭を使う。ルールはこうです。 まず、…
免許証を見ながらお巡りさんが発した一言 昨日のエピソードの続き。免許証は?と聞かれカバンから運転免許証を出してお巡りさんに差し出すと、お巡りさんはその免許証と私をしばらく交互に見比べていましたが、次に発した一言に、私は耳を疑いました。 「こ…
13歳以下の子供を一人にしてはいけない法律? アメリカでは「13歳以下の子供を一人にしてはいけないという法律がある」。いろんなサイトにそう書いてあります。私もこれについては様々な人からアドバイスを受けていました。 しかしこれ、本当に法律なのか、…
「留学」と一口に言っても本当に様々 「留学」と一口に言っても、今は本当に様々なスタイルがあります。国際化の掛け声のもと、いくつかの大学では在学中に全員を留学させることを目標に掲げたりしています。が、中身をよく聞くと2週間程度のホームステイに…
民族衣装のファッションショーで浴衣を着る アメリカ人のルーツは色々ですし、小学校には様々な外国人の子供が通っています。ある時、小学校のファンドレイジングの一環で、校庭を会場に民族衣装のファッションショーをやることになりました。自分たちのルー…
音楽の授業では本格的な楽器を選択 我が家の4人の子供のうち、下の3人は同じエレメンタリースクールに通っていましたが、3年生以上は音楽の時間に何種類かの楽器から好きなものを一つ選択することになっていました。3年生の長女はフルートを、5年生の次男は…
子供の誕生会@公園で会った”ご老人” 娘のクラスメイトが公園で誕生会を企画し、それがなんとも不思議な会だったことは前に書いた通りです。その時、主役の男の子を待ちながら、私は一緒に招待されてやってきた双子の女の子の保護者の男性と2時間世間話をし…
ドラァグクイーンストーリーアワー 読み聞かせやストーリーテリングからダイバーシティを学ぶ 私がストーリーテリングの授業を受けたのは、かれこれ15年前のこと。アメリカの公共図書館を取り巻く状況もこの15年で相当に変わりました。ドラァグクイーン*1に…
1950年代のストーリーテリングの作法 プロのストーリーテラーであるフラン・ストーリングスさんにメールをすると、直ぐに返信をいただきました。 フランさんはメールの中でこんなことをおっしゃっていました。 Please try to tell in your own words! Or do …
自由なスタイルで語るクラスメイト ストーリーテリングの授業では語りのスキルそのものを細かく指導されるということはありませんでした。我々はプロの俳優や語り手を目指すわけではありません。最も大事なことは、内容的にもテキストにおいても質の高い話を…
公共図書館の児童サービス 先日ある場所で、司書を目指す人の多くが「児童サービスをやりたい」「読み聞かせをやりたい」「おはなし会をやりたい」と言うが、それらはある種の「逃げ」だと思う、という意見を聞きました。私もそう思わなくもありません。児童…
なぜMBAではなくMLISか アメリカの大学院に留学するといえば、普通の人が思い浮かべるのはまずMBA(経営学修士)ではないでしょうか。私は図書館とその周辺の業界にかれこれ30年近く生息しているので、時折感覚が麻痺してしまうのですが、国内外を問わず、一…
中学1年の夏休みにアメリカに来た長男 子連れ留学中のことをあれこれ思い出そうとすると、長男が何をしていたかの記憶が殆どありません(苦笑)。このブログのエピソードも、ついつい下の娘達中心になっていますが、手がかかっていた順番に覚えているからな…
次男も誕生会へお呼ばれ 次男は当時小学5年生で、もうこの頃になるとお誕生会もやったりやらなかったり、家庭によって様々でした。が、ある時ピッツバーグ郊外のボーリング場を会場にクラスメイトの誕生会が開かれ、そこにお呼ばれしたことがありました。慣…
自宅で誕生会を企画実施 アメリカ滞在中に私が企画した誕生会は計2回。下の2人の娘達がちょうど誕生会が盛んな年齢だったということと、こういうことも経験しておこうかなという気持ちでやってみたのですが、面白かった反面結構大変でした。 娘達の誕生日は2…
アメリカの誕生会への招待状 私達家族の生活もだいぶ慣れた頃、ある日、上の娘が友達からもらったという一枚のカードを持って帰ってきました。見ると、友達のお母さんが手作りした誕生会の招待状です。 「アメリカ」 誕生会」で検索すると、子供の誕生会は日…
私費留学は死ぬほどお金がかかる 私費留学ってめちゃくちゃお金がかかるイメージですよね。実際その通りです。 もし当時と同じ条件で、今私が留学するとしたら一体いくらかかるのでしょうか。ピッツバーグ大学のサイトの奥の奥の奥深くまで情報をたどって調…
土曜日の朝、いつものように寝坊した私。リビングに行くと私の夫が書いたメモがテーブルにおいてありました。今はリタイア生活を楽しんでいるが、外資系企業でトータル14年社長をやった人なので、昨日の私のエントリーに関して一言いいたくなった様子です。 …
日本語マーケットの狭さ 先日、電子出版に関する勉強会に出たのですが、日本の電子出版を遅らせている大きな要因のひとつは、日本語という言語のマーケットの狭さだとつくづく思いました。せめて香港並みに、教育を受けた人が普通に英語を使えるようになれば…
プロフェッショナルとして努力することとは アメリカで「ライブラリアンになる」というと「ああ、あなたはお金に興味がないのね」という反応が返ってくる、そんなことを誰かから聞いたことがあります。同じプロフェッショナルスクールを出ていても、医者や弁…
アメリカの小学校で出た宿題「persuacive letter」 Noと言えない日本人の私は、サバティカルの先生の一件で相手を説得するスキルの重要性を思い知ったのですが、そんなある日のこと、上の娘(4年生)が宿題を持って帰ってきました。見ると「persuasive lette…
図書館に日参するサバティカルの教授 某国のサバティカルの教授 前回、「基本的に人からの誘いを断れない」と書いたところ、意外だとの反応があったのですが、これに関連して思い出すことがあります。 ある日、仕事で日本情報センターのカウンターに座ってい…
在米日本人のカテゴリー ピッツバーグには大きく分けて三種類の日本人が住んでいました。ひとつは私がお世話になったNさんやマダムのような永住組、ひとつは単身留学組、そして夫の仕事や留学で付帯家族として滞在している人々です。私達家族はどのカテゴリ…
図書館のレファレンスを観察、評価する課題 ある時、「レファレンス資料とサービス」という授業で「Formal Reference observation」というレポートが課されました。これは、William Katzという人が書いた、その道ではたぶん古典に属するのだと思いますが、レ…
アメリカのプロフェショナルスクールとは 私が入学したのは「ライブラリー・スクール」という名前でも呼ばれるいわゆるプロフェッショナルスクールです。プロフェッショナルスクールとは、Wikipediaによれば、「主に北米において高度専門職業人を養成する、…
審査が厳しい?Amazonアソシエイト 7月30日に「Amazonアソシエイト・プログラムにお申し込みいただき、誠にありがとうございます。当プログラムへの参加のお申し込みを正式に確認させていただきましたので、お知らせいたします。」というメールが届きました…
ピッツバーグの冬、道路は凍結 梅雨も明けたようです。毎日暑い日が続きますね。暑中お見舞いと共に、今回は涼しくなるお話を。 ピッツバーグはちょうど秋田ぐらいの緯度に位置しており、真冬は零下10度ぐらいまでに下がることもあります。前述のヘレンはこ…
ピッツバーグの公共交通機関はバス 公共交通機関のバスにはなかなか慣れませんでした。大学と自宅は車で15分ほど、バスを使うと40分ぐらいの距離です。大学図書館の前には、いまでは公園になっている広大な有料駐車場がありました。料金は1日駐車して約12ド…
香港人のクラスメイト アジア圏のクラスメイトとは、地理的に近いこともあり、卒業後14年経った今も何かと行き来があります。お互い似たような業界で仕事をしているということも繋がっている理由の1つでしょう。その中の1人が香港のヘレン。ピッツバーグを…
日本語補習校に入学した子供たち アメリカに着いた当初から我々家族がお世話になっていた、この地域の日本人コミュニティのぬしのようなマダム、彼女のご主人の本業は研究職でしたが、日本語補習校でも長年教員をされていました。そんな関係もあり、マダムか…