【28】日本語補習校に行く途中、あわや玉突き事故になりかけた

 

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梅雨も明けたようです。毎日暑い日が続きますね。暑中お見舞いと共に、今回は涼しくなるお話を。

ピッツバーグはちょうど秋田ぐらいの緯度に位置しており、真冬は零下10度ぐらいまでに下がることもあります。前述のヘレンはこの天気がいやで、博物館からフルタイムの仕事をオファーされたにも関わらず、卒業後は香港に帰ってしまいました。

セントラルヒーティングのぬくぬくした家から一歩外に出ると、身を刺すような空気が一気に襲い絶望感にも近い気分になります。さむい!!外を歩くという選択肢はほぼなく、車が重要な足です。その車は冷凍庫と化しており、ペットボトルを置き忘れたりすると一晩で凍りましたし、フロントガラスには霜が降りていました。

寒いだけならまだいいのですが、雪道を車で走る、これが気が重いのです。特に、日本語補習校はハイウェイを使って車で30分ほどの場所にあるため、車以外の手段がありません。

私は、アメリカに行く前は免許をもっておらず運転経験ゼロでした。渡米直前に自動車教習所に通い運転免許を取得したため、日本での運転経験は路上教習のみ。その後すぐにアメリカに行き、仮免をとって練習、3か月後にアメリカの免許を取得しました。免許とりたての母親の車に乗ってあちこち出かけなくてはいけない子供たちも災難だったと思います。

ある朝、日本語補習校に向かって車を走らせていた時、家族全員私も含め「死ぬかと思った」出来事が起きました。これは相当に衝撃的な出来事のようで、アメリカ時代の記憶が殆ど薄れている子供たちもこれだけは鮮明に覚えているようです。

何が起きたのかと言いますと、こういうことです。

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日本語補習校に向かって雪道を走っていると、前の車のブレーキランプがついたので、私もブレーキをかけました。ところが!!全く止まらないのです。タイヤはスタッドレスだったのですが、あまりにも路面がつるつるしていたのです。このままでは確実にぶつかる!と思った瞬間、私は対向車線に飛び出していました。対向車はびっくりしてクラクションを鳴らすわ、子供たちはおびえるわ、しかし、この時、人間の底力を思い知ったのでした。

これ、私は考えなしに対向車線に飛び出したわけではありません。このままではぶつかるから対向車線に飛び出すしか選択肢がない、対向車は私をよけてくれるだろう(なぜならアメリカの道は広いから)、このまま減速して前の車を追い越せば、ちょうど赤信号の手前で自分の車も止まるはずだ・・・。ほんの2,3秒の内にこんなことを考えたのです、本当に。そしてこの数秒間は、周囲が全部スローモーションで動いているように見えました。自分がものすごく落ち着いているのもわかりました。人間の能力ってすごいですね。

むしろぞーっとしたのは何事もなく終わって補習校に無事辿りついた時でした。

私はいま、完全にペーパードライバーです。帰国して9年間はまったくハンドルを握りませんでした。一時期運転を再開し、しばらく練習を試みたこともありましたが、今の夫が新車を買って10日後に車を借りたら早速ぶつけドアを交換。また、駐車場が近所の平置きから、マンション内の立体駐車場に変わると、車を出すモチベーションが激減。さらに夫が大きな車に買い替えたことで、私のペーパードライバー人生は決定的になりました。

いつ他人を事故に巻き込まないとも限らないと思うと、私のような人間は運転しない方が賢明だとは思います。いつも私を乗せて下さる皆様、本当にありがとうございます😊

(つづく)

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